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5月16日放映「就職の羅針盤」
企業紹介のコーナー〜第1回の訪問先は東洋紡株式会社様

 

東洋紡株式会社 人事部採用担当 保田夏紀様(以下、保田様)
一般社団法人社会人大学 代表理事 桑名伸(以下、桑名)
進行アナウンサー(以下、アナウンサー)
ナレーション(NA)

 
NA:
今回は、東洋紡株式会社のご紹介をさせて頂きます。
まず、東洋紡株式会社はどんな会社かと言いますと・・・
普段誰もが目にするペットボトル。このラベルの部分に、実は東洋紡の技術が使用されており、この様な食品包装用のフィルムでは国内トップシェアを誇る、すごい会社なんです。


さらにエアバック用の糸の精算では、世界シェアのなんと4割が東洋紡!
また、中東諸国の民族衣装に用いられる生地「高級トーブ」も高いシェアを持つなど、世界で活躍する企業、それが東洋紡株式会社なんです。そんな企業の人事担当者に会社説明会では明かされない、会社の内部事情を聞いてみました。
 

NA:まずは東洋紡がなぜ、世界シェアを誇るほどの会社なのかズバリ聞いてみました。
 
保田様:100年以上培ってきた技術力で高機能な製品を作っているというのは勿論なんですけれでも、その他のひとつとしてあげられるのは、カテゴリーリーダーを目指しているというのが挙げられると考えております。
 

 
カテゴリーリーダーというのは、ひとつの市場においてトップシェアを目指すというやり方の事でして、社会のニーズを汲み取り、お客様のニーズに応えられるような物作りをしていくという方法を取ることによって、今、現在、世界中で求められる製品作りが出来ているではないかと考えております。
 
アナウンサー:今、東洋紡では、どのような人材を求めていらっしゃいますか?


 

 
保田様:当社が求める人材としては、強い当事者意識と責任感を持って、最後まで物事を諦めずにやり遂げる方を求めています。といいますのも、当社は若手のうちから、裁量の大きな仕事を任せるという風土がありますので、途中で失敗しても最後まで自分がやるんだという意識を持って、やり遂げて下さる方というのが必要となっています。
 
アナウンサー:なかなか若手で裁量の大きな仕事を任されるというのは、他の会社ではないと思われますが、それを経験されてきて、どうでしょうか?
 
保田様:私としては、そういう仕事がしたかったので、この会社に入ったというのもあります。
裁量の大きな仕事を任されるというのはプレッシャーにもなるのですが、上司から逐一指示を受けて動くのではなく、自分で考えて仕事がしていけるという社風なので、自分の意見をどんどん出しながら仕事をしたっかので、この会社を選びました。
 

 アナウンサー:実際に東洋紡で働く場合、どんな仕事や部署がありますか?
 
保田様:仕事は、技術系の仕事と事務系の仕事に分かれます。
技術系の仕事としては、素材の研究開発であったり、製品の生産に関わる製造の仕事、また設備を設計する設備開発などの仕事があります。事務系の仕事としては、法人様へのご提案をする仕事であったり、事業部をバックアップするスタッフ職というのが主な仕事となります。
 
NA:ここで、就活の羅針盤キャプテンである桑名が学生に代わって、なかなか聞きづらいことをズバリ直撃!
 
桑名:人事採用担当の方には答えにくい質問かも知れませんが、保田様ご自身の入社したきっかけは何でしたか?
 
保田様:私は、大きくは2つ入社のきっかけがあります。(保田様は2012年入社です)
元々、私は素材業界を見ていませんでしたが、知識がない状態で面接に行って、一生懸命話しをしていました。その時に、非常に学生目線で良いところを拾ってくれようとする面接官の方の姿勢に惹かれたというのがあります。
もうひとつは、若いうちから裁量権のある仕事が与えられて、しかも自分の意見をどんどん言って反映していける環境があるというのに惹かれました。
 


 

桑名:会社説明会で裁量権がありますという事は、聞かされていたのですか?
 
保田様:実際、私は会社説明会に行ってなく、選考途中の座談会(飲み会)で、その様な話しを社員の方から聞きました。
 

桑名:社員の方から聞いたんですか。という事は、本物ですよね。
就活生の皆さん、ここはとても重要な話しです。
会社説明会であるようなカタログ情報は、ちょっと格好をつけていたり、体裁を整え過ぎていたりしますが、座談会(飲み会)の様な場で、少しお酒も入った中、社員の方が「うちの社風はね」と話してくれる事は、まさに本物だったという事です。
保田様は、「企業研究の一番良いやり方をされたんだと思います。お酒の入った席で、本音を語ってもらう、それも人事部ではない方となれば、これは本物ですよね。」
番組をご覧になっている就活生の皆さんも、ぜひ、この様な方法を取られては如何でしょうか。
 
桑名:実際、会社の社風も含めて、飲み会や社員間の交流など、カタログ情報にはないお話しを女性目線でお伺いしたいと思います。
 
保田様:まず、東洋紡は穏やかな方が多いと感じています。社員間でも他社の方などから聞いても、真面目で優しい方が多いという話しをよく聞きます。
飲み会というところで言いますと、必ず半期に一度は部署で交流をするためにそういった飲み会などをセッティングするといったこともしておりまして、部署内での交流もスムースに行くように努めおります。
 

桑名:真面目で仕事熱心な方が多いというと、広報担当の方が出てきたと感じていますが・・・
実際、そういった方が多いということは、社内結婚も多いのですか?
 
保田様:はい、多いですね。
 
桑名・アナウンサー:多いんですか!(驚)
 
桑名:それはまさに証拠ですね。魅力的な方が多いという現れなんですね。
 

 

 

NA:その他、東洋紡の特徴は、女性が働きやすい環境を目指し、昨年の育児休暇取得率は100%。
他にも小学校3年生までのお子さんを持つ方には短時間勤務やフレックス勤務。
またベビーシッターの支援制度もあるそうです。
若手社員にも社宅制度があり、月数千円で住めるところや、充実した社員職食堂もあるそうです。
 

 

アナウンサー:ここまで保田さんのお話しをお伺いして、学生の方がかなりここの会社に入りたいという気持ちが高まったと思うのですが、桑名さんはいかが思われますか?
 
桑名:はい、東洋紡さんがなぜここまで長く大きくなられたか、それはやっぱりベンチャー精神とチャレンジ精神、そしてまず一歩踏み出すプロセス主義、これが社風として根付いているからなのでしょう。

桑名:そして、就活生の皆さんには、ぜひ、この様なチャレンジ精神を持って、就活をしてもらいたい思います。
なぜなら、安定だからとか、大手だからという様な事で就活をされている方が多いのですが、そこは違うのではないかと感じられます。大手でもただ肥大してしまっている会社は、最近のニュースで皆さんもご存じのように、駄目になってしまっているところもあります。
「だからこそ、やはりチャレンジ精神が大事であるという事を、東洋紡さんを取材させて頂き改めて思いました。」
 
桑名・アナウンサー:今日は、取材をさせて頂き、ありがとうございました。
 
保田様:ありがとうございました。